Mercedes-AMG A45(後期)|Stage1+バブリング → Stage2+バブリング 施工レポート
今回ご相談いただいたのは、
Mercedes-AMG A45(W176後期 / M133) をお乗りのお客様。
他社で Stage1+バブリング を施工した後、
触媒をカットしたことで O2センサーのエラー(Pコード)が連発。
その影響で ECU が保護制御に入り、
5000rpm前後で回転が上下して吹けなくなる症状 が発生していました。
依頼したお店では対応が難しいと断られてしまい、
「どうにかならないか…」と当店へご相談いただいた形です。
▼ 症状の原因:触媒カット × 他社Stage1マップの不一致
A45(後期)M133 の場合、
触媒をストレート化すると O2センサー(特に後段)の値が大きく変わり、
純正ECUが “異常燃焼” と判断して保護モードに入ります。
その結果:
出力制限
回転上昇の抑制
5000rpm付近でのハンチング
空燃比補正の乱れ
といった症状が発生します。
今回のお車もまさにこのパターンでした。
▼ 当店での対応:まず O2 センサーの保護制御を適切に処理
最初に行ったのは、
O2センサー異常の補正(Pコード対策)
触媒レス状態に合わせて後段O2の診断を調整し、
誤検知で保護モードに入らないよう適正化。
これにより、
5000rpm付近で吹けなくなる症状は解消。
単純な「エラー消し」ではなく、
燃焼・排温・ラムダ補正との整合性を保ちながら処理 しています。
▼ 続いて Stage2 + バブリング にアップグレード
触媒がストレート化されているので、
本来の Stage1 マップでは排圧と燃調が噛み合わず、
トルク抜け・ブースト遅れが顕著になります。
そこで今回は Stage2 + バブリング へ書き換えました。
Stage2の主な内容
ダウンパイプレス前提の 排圧に合わせた燃調最適化
過給圧コントロールの再調整(立ち上がり改善)
高回転域のトルク維持補正
ノッキングマージンの最適化
バブリング制御の再調整(触媒レス仕様に合わせた安全設定)
ECU と DCT の協調性向上
特に今回は、
触媒カットによって発生する “低〜中回転のトルク抜け” を可能な限り軽減する方向で調整 を行いました。
M133 は排圧変化に敏感なため、
そのまま触媒レスにすると 2500〜4000rpm がスカスカになりますが、
燃調・負荷・点火を丁寧に整えることで
可能な範囲で純正に近いトルク感 を取り戻せます。

▼ 最終インプレッション
5000rpm付近の吹け上がりが完全に復活
保護制御が解除され、
高回転までスムーズに到達するようになりました。
低〜中速のトルク抜けが改善
触媒レス特有のスカスカ感が減り、
街乗りでも扱いやすい仕上がりに。
完全に純正トルクに戻すことはできませんが、
体感で分かるレベルで改善 しています。
バブリングはスポーティ寄りに再調整
触媒レスに合わせて適量の遅角量に調整し、
過度なアフターファイアを抑えつつ“気持ちよく鳴るライン”に最適化。
