BMW F13 650iにStage1+バブリング施工|510hp化とV8サウンドの変化

4.4L V8ツインターボを、もう少し気持ちよくする

今回は BMW F13 650i に、Stage1とバブリングを施工しました。

6シリーズのクーペボディに、4.4L V8ツインターボ。
この時点でだいぶ贅沢な車です。

純正でも 450hp / 650Nm あるので、普通に考えれば十分すぎるくらい速いです。
ただ、この手の大排気量ターボ車って、乗っていると少しだけ思うんですよね。

「まだ余裕ありそうだな」と。

今回はその余裕を、無理なく自然に引き出す方向でセッティングしています。


Stage1で510hp / 750Nmへ

まずはECUチューニングのStage1。

今回の参考値としては、

・純正:450hp / 650Nm
・Stage1:510hp / 750Nm

という内容です。

数字で見ると、馬力は+60hp、トルクは+100Nm。
この差はかなり大きいです。

ただ、実際に乗ると「数字が上がった」というより、車の重さを感じにくくなる印象の方が強いです。

650iはラグジュアリークーペなので、もともと落ち着いた乗り味があります。
その分、ノーマルでは少しゆったり感じる場面もありますが、Stage1を入れることでアクセルを踏み足したときの反応がかなり良くなります。

無理に荒くなる感じではなく、
「この車、本当はこれくらい動けたんだな」
という変化です。


速いけど、乗りにくくはしない

今回のセッティングで意識したのは、ただ速くすることではありません。

650iは、Mモデルのように常に戦闘モードで乗る車というより、普段はゆったり乗れて、踏んだときにしっかり速いところが魅力だと思います。

なので、低速域や街乗りの扱いやすさは残しています。

渋滞や住宅街でギクシャクするような車にはしたくない。
でも、高速の合流や踏み込んだ瞬間にはちゃんと気持ちよく前に出る。

そのあたりのバランスを狙っています。


バブリングは“パリッと鳴る系”

今回のもう一つのポイントがバブリングです。

方向性としては、派手に鳴り続けるタイプではなく、短くキレる音。
アクセルオフで「パンッ」と入るような、パリッとしたバブリングです。

この車の場合、あまりダラダラ鳴らしすぎると、車の雰囲気と少しズレる感じがあります。

650iはラグジュアリー寄りのクーペなので、音だけが前に出すぎると少し品がなくなる。
なので今回は、V8らしい太さを残しつつ、アクセルを抜いた瞬間にキレよく鳴るような方向にしています。

簡単に言うと、
「うるさくしたい」ではなく、
「ちょっと楽しくしたい」
というセッティングです。


実際に乗るとどう変わるか

乗ってみると、まず中速域の押し出しがかなり分かりやすいです。

アクセルを踏んだときに、前よりも車が軽く感じる。
実際の車重が軽くなるわけではないですが、トルクの出方が変わるので、体感としてはかなり動きが良くなります。

そしてアクセルを抜いたときに、短く「パンッ」と音が入る。

これがあるだけで、運転中の楽しさがかなり変わります。

ただ、常に鳴るわけではありません。
街中では普通に乗れます。

このあたりは結構大事で、バブリングは派手にすれば目立ちますが、長く乗るなら疲れないことも大事です。

今回の650iは、普段使いの雰囲気を壊さず、楽しみたいときだけちゃんと楽しい仕様になっています。


650iはもっと評価されていい車

個人的に、650iはもっと評価されてもいい車だと思います。

見た目は大人っぽくて、内装も上質。
でも中身は4.4L V8ツインターボなので、少し手を入れるだけでかなり化けます。

M6ほど分かりやすく過激なキャラクターではありませんが、その分かなり乗りやすい。
普段使いもできて、踏めばちゃんと速い。

この“余裕ある感じ”が650iの良さです。


まとめ

BMW F13 650iは、ノーマルでも十分速い車です。

ただ、Stage1でパワーとトルクを引き上げ、そこにパリッとしたバブリングを加えることで、かなり印象が変わります。

今回のように、

・Stage1で510hp / 750Nmへ
・アクセルオフで短く鳴るバブリングを追加
・街乗りの扱いやすさは残す

という内容にすることで、650i本来の上品さを壊さずに、走りと音の楽しさを自然に引き上げることができます。

派手すぎず、でも確実に楽しい。
650iには、このくらいのバランスがかなり合っていると思います。