Ferrari F12berlinetta(F12ベルリネッタ)は、 6.3L自然吸気V12エンジンを搭載する フェラーリのフロントミッドシップスーパーカーです。
最高出力740PSを発揮するF12berlinettaに加え、 780PSまで高められた限定モデル F12tdfも登場。 高回転まで鋭く吹け上がるV12エンジンと、 圧倒的なエキゾーストサウンドが魅力です。
ZARION-Xでは、 F12berlinetta・F12tdfの Stage1・Stage2 ECUチューニングと バブリング(Pops & Bangs) をご案内しています。
施工料金は両モデル共通。 バブリング470,000円、 Stage1 550,000円、 Stage2 600,000円 です。
ECUはBosch MED9.6.1を採用しており、 Bench方式で書き換えを行います。
本記事では、F12berlinettaとF12tdfの違い、 Stage1・Stage2の出力、 バブリング、海外の施工事例、 ECUの書き換え方法や車検への影響までご紹介します。
- F12berlinettaとF12tdfの違い
- 両モデルの純正馬力・トルク
- Stage1・Stage2の出力設定
- 自然吸気V12のECUチューニング
- バブリングの設定内容と車両への負担
- 海外のECUチューニング・サウンド動画
- Bosch MED9.6.1のBench施工
- ZARION-Xの施工料金・車検・保証
1. Ferrari F12berlinettaとは
Ferrari F12berlinettaは、 599 GTB Fioranoの後継として 2012年に登場したV12スーパーカーです。
6,262ccの自然吸気V12エンジンを搭載し、 最高出力740PS、最大トルク690Nmを発揮します。
フロントミッドシップにエンジンを搭載し、 後輪駆動と7速デュアルクラッチトランスミッションを採用。 大排気量V12のパワーと スポーツカーとしての俊敏性を両立しています。
6.3L自然吸気V12エンジン
F12berlinettaのエンジンは、 ターボチャージャーを使用しない自然吸気V12です。
高回転まで滑らかに回り、 アクセル操作に対する鋭いレスポンスと V12特有の高音域のサウンドを楽しめます。
F12tdfとは?
F12tdfは、F12berlinettaをベースに エンジン出力や空力性能、 シャシーを強化した限定モデルです。
車名の「tdf」はTour de Franceに由来します。 最高出力は780PSまで高められ、 専用のエアロパーツや軽量化によって さらにスポーティな走行性能を実現しています。
2. F12berlinettaとF12tdfの違い
両モデルは6.3L自然吸気V12を搭載しますが、 F12tdfではエンジン出力と 車両の運動性能がさらに強化されています。
F12berlinetta
最高出力740PS。 高性能な自然吸気V12と グランドツーリング性能を両立した フロントミッドシップモデルです。
F12tdf
最高出力780PS。 軽量化や専用エアロ、 後輪操舵システムを採用し、 より高い運動性能を追求した限定モデルです。
F12tdfの後輪操舵
F12tdfでは、フェラーリが 「Virtual Short Wheelbase」と呼ぶ 後輪操舵システムを採用しています。
ステアリング操作に対する反応と 高速域での安定性を両立し、 コーナリング性能を高めています。
エキゾーストサウンドの違い
F12berlinettaとF12tdfは どちらも自然吸気V12を搭載しますが、 エンジン制御や排気系の仕様が異なります。
ECUチューニングやバブリングについても、 それぞれの純正仕様に合わせて セッティングを行います。
3. 純正スペック比較
| 項目 | F12berlinetta | F12tdf |
|---|---|---|
| エンジン | 6.3L V12自然吸気 | 6.3L V12自然吸気 |
| 排気量 | 6,262cc | 6,262cc |
| 最高出力 | 740PS | 780PS |
| 最大トルク | 690Nm | 705Nm |
| 駆動方式 | FR・後輪駆動 | FR・後輪駆動 |
| 変速機 | 7速DCT | 7速DCT |
| エンジンECU | Bosch MED9.6.1 | Bosch MED9.6.1 |
| 後輪操舵 | なし | あり |
F12tdfはF12berlinettaより40PS高い出力を持ち、 最大トルクも15Nm向上しています。
ECUチューニングでは、 それぞれのエンジンとECUの仕様に合わせて データを選定します。
4. Stage1で何馬力アップする?
F12berlinetta・F12tdfのStage1は、 純正または純正に近い吸排気構成を基本とした ECUチューニングです。
点火時期、燃料噴射、 スロットル特性やトルク関連制御を最適化し、 V12のレスポンスと出力特性を調整します。
F12berlinetta|Stage1
| 項目 | 純正 | Stage1 |
|---|---|---|
| 最高出力 | 740PS | 775HP |
| 最大トルク | 690Nm | 730Nm |
F12berlinettaのStage1では、 775HP / 730Nmの 出力設定をご案内しています。
高回転域まで伸びるV12の特性を活かし、 アクセルレスポンスと 出力・トルク特性を最適化します。
F12tdf|Stage1
| 項目 | 純正 | Stage1 |
|---|---|---|
| 最高出力 | 780PS | 815HP |
| 最大トルク | 705Nm | 745Nm |
F12tdfのStage1では、 815HP / 745Nmの 出力設定をご案内しています。
純正状態でも高い出力を誇るtdfですが、 ECUの制御を最適化することで 高回転域の性能と加速特性をさらに調整します。
5. Stage2で何馬力アップする?
Stage2は、スポーツマフラーや 吸気系パーツなどを変更した車両向けの ECUチューニングです。
吸排気の仕様に合わせて 点火・燃料・トルク関連制御を調整し、 Stage1より高い出力を追求します。
F12berlinetta|Stage2
| 項目 | Stage1 | Stage2 |
|---|---|---|
| 最高出力 | 775HP | 814HP |
| 最大トルク | 730Nm | 767Nm |
F12berlinettaのStage2は、 814HP / 767Nmの 出力設定です。
F12tdf|Stage2
| 項目 | Stage1 | Stage2 |
|---|---|---|
| 最高出力 | 815HP | 856HP |
| 最大トルク | 745Nm | 782Nm |
F12tdfのStage2は、 856HP / 782Nmの 出力設定です。
装着されている吸排気パーツに合わせて ECUデータを調整します。
モデル別チューニング出力一覧
| モデル | 純正 | Stage1 | Stage2 |
|---|---|---|---|
| F12berlinetta | 740PS / 690Nm | 775HP / 730Nm | 814HP / 767Nm |
| F12tdf | 780PS / 705Nm | 815HP / 745Nm | 856HP / 782Nm |
6. 自然吸気V12のECUチューニングで変わること
F12の6.3L V12は自然吸気エンジンです。 ターボ車とは異なり、 過給圧を変更することによる 出力アップは行いません。
点火・燃料制御やスロットル特性を最適化し、 自然吸気V12の性能を引き出します。
アクセルレスポンス
スロットルやトルク関連制御を調整し、 アクセル操作に対する エンジンの反応を最適化します。
中高回転域の出力
点火・燃料関連制御を最適化し、 高回転まで伸びるV12の特性を引き出します。
トルク特性
回転域に応じたトルク特性を調整し、 加速時の力強さを高めます。
吸排気との最適化
スポーツマフラーや吸気パーツを 装着している車両では、 現在の仕様に合わせてデータを調整します。
7. F12berlinetta・F12tdfのバブリング
F12シリーズの大きな魅力が、 6.3L自然吸気V12による 迫力あるエキゾーストサウンドです。
ZARION-Xでは、 バブリング(Pops & Bangs) によるサウンドカスタマイズも ご案内しています。
バブリングとは?
バブリングとは、 アクセルオフやシフトダウン時などに マフラーから「パンッ」「パラパラ」といった 破裂音を発生させるサウンドチューニングです。
ECUの燃料・点火関連制御を調整することで、 アクセルオフ時の排気サウンドを変化させます。
バブリングの設定内容
- アクセルオフ時の作動条件
- 作動するエンジン回転数
- 音の強さ・継続時間
- シフトダウン時のサウンド
- 走行モードに応じた作動条件
- 純正・社外マフラーに合わせた調整
控えめなクラックル音から より明瞭な破裂音まで、 ご希望のサウンドと現在の排気系の仕様に合わせて セッティングをご案内します。
純正マフラーでもバブリングできる?
純正マフラーでも バブリングの設定をご案内しています。
実際の音量や音質は、 触媒、マフラー内部の構造、 排気バルブの開閉状態によって変わります。
社外スポーツマフラーを装着した車両では、 破裂音がより明瞭に聞こえる場合もあります。
F12tdfでも設定できる?
F12tdfもバブリングの施工対象です。
berlinettaとはエンジン制御や 排気系の仕様が異なるため、 tdf専用のECUデータに合わせて調整します。
バブリングによる車両への負担
バブリングは迫力のあるサウンドを楽しめる一方、 純正状態とは異なる燃料・点火制御を行うため、 車両への負担が増える場合があります。
特に強いバブリングや長時間の連続作動では、 排気温度の上昇や未燃焼燃料の影響により、 触媒、マフラー、排気バルブ、 O2センサーなどへの負担が大きくなる 可能性があります。
高い熱負荷が続くことで、 触媒の劣化や損傷、 マフラー内部の部品の耐久性低下に つながる場合もあります。
また、燃料・点火制御の変更は エンジンの燃焼状態にも関わるため、 スパークプラグや点火系、 燃料供給系のコンディションも重要です。
ZARION-Xでは、 車両の状態や排気系の仕様を確認し、 ご希望のサウンドと部品への負担を考慮して セッティングをご案内しています。
控えめなクラックル音から 強めの破裂音まで、 お好みのサウンドをお知らせください。 参考動画がある場合は、 URLと現在のマフラー仕様を添えて お問い合わせください。
8. 純正マフラーと社外マフラーの違い
F12のエキゾーストサウンドは、 ECUの設定だけでなく、 マフラーや触媒、 排気バルブの仕様によって大きく変わります。
純正マフラー
純正マフラーは、 V12のスポーツサウンドと 消音性能を両立する設計です。
バブリングを設定した場合も、 マフラー内部の構造や 排気バルブの状態によって音質が変化します。
社外スポーツマフラー
社外マフラーでは、 音量だけでなく高回転域の音質や V12サウンドの響き方が変わります。
バブリングを組み合わせる場合も、 現在装着されているマフラーや触媒の 仕様が重要になります。
排気バルブ制御
排気バルブ付きマフラーでは、 バルブの開閉により 排気音量と音質が変化します。
ECUのセッティングを行う際は、 バルブの作動状態も確認します。
9. 海外のF12 ECUチューニング・サウンド動画
海外では、F12berlinetta・F12tdfに対する ECUチューニングや エキゾーストのカスタマイズが行われています。
NOVITEC F12 N-Largo S| ECUチューニング&エキゾースト
NOVITEC N-Largo S仕様の Ferrari F12berlinettaを収録した 海外の走行動画です。
この車両には、 燃料噴射・点火関連のECUマッピング変更と NOVITEC製エキゾーストシステムが 組み合わされています。
高回転まで伸びる自然吸気V12の エキゾーストサウンドを確認できます。
Gumbal| Novitec Ferrari F12 N-Largo S。 YouTubeで見る
海外のECUチューニング事例
Alpine Motorsports| Ferrari F12berlinetta
アメリカのAlpine Motorsportsでは、 F12berlinetta向けに Stage1・Stage2のECUチューニングを 提供しています。
Stage1は純正に近い仕様を基本とし、 Stage2では車両の構成に応じた セッティングを行うメニューです。
ECUの取り外しと専用設備での書き換えを伴う 海外の施工事例です。
海外F12 ECUチューニング事例を見る →F12tdfの海外チューニング
F12tdfについても、 海外ではStage1・Stage2の ECUチューニングが提供されています。
アメリカのGintaniでも、 F12tdf向けの専用チューニングメニューが 掲載されています。
10. F12のECUの種類とBench施工
F12berlinetta・F12tdfには、 Bosch MED9.6.1 エンジンECUが採用されています。
ZARION-Xでは、 ECUを車両から取り外して 専用機材に接続する Bench方式で施工します。
Bench施工とは?
Bench施工は、 ECUを車両から取り外し、 専用機材を使用して データを読み書きする方法です。
ECUの型式に対応した接続方法を使用し、 純正データの確認と チューニングデータの書き込みを行います。
Bosch MED9.6.1の特徴
MED9.6.1は、 エンジンの燃料噴射、 点火時期、トルク関連制御などを管理するECUです。
F12berlinettaとF12tdfでは、 エンジン出力やソフトウェアの仕様が異なるため、 それぞれに合わせたデータを使用します。
ECU書き換えの作業内容
- 車両からエンジンECUを取り外す
- 専用機材を使用してBench接続
- ECUデータの確認・バックアップ
- Stage1・Stage2・バブリングデータの準備
- チューニングデータの書き込み
- ECUの再装着・車両診断・動作確認
- エンジンECU:Bosch MED9.6.1
- 施工方式:Bench
- ECU取り外し:必要
- 対象:F12berlinetta / F12tdf
11. ZARION-XのECUチューニング施工料金
F12berlinetta・F12tdfの施工料金は、 両モデル共通です。
バブリング単体
アクセルオフ時の エキゾーストサウンドを調整する カスタマイズメニューです。
Stage1
純正または純正に近い吸排気構成を基本に、 V12の出力・トルク特性を最適化します。
Stage2
吸排気パーツの変更内容に合わせて ECUデータを調整するメニューです。
モデル別料金・出力一覧
| モデル | バブリング | Stage1 | Stage2 |
|---|---|---|---|
| F12berlinetta | 470,000円 | 550,000円 | 600,000円 |
| F12tdf | 470,000円 | 550,000円 | 600,000円 |
Stage1・Stage2とバブリングの同時施工
Stage1またはStage2をご依頼いただく場合、 対応車両では バブリング設定を無料で追加できます。
バブリング単体の施工料金は470,000円です。
対応車両ではバブリング設定を 無料で追加できます。 ご希望の場合は施工前にお知らせください。
12. ECUチューニング施工の流れ
F12berlinetta・F12tdfでは、 車両診断を行ったうえで ECUの取り外しとBench書き換えを進めます。
年式、グレード、走行距離、 マフラーや吸気パーツの仕様、 ご希望の施工内容を確認します。
診断機を使用して、 エンジンや関連システムの エラー・警告灯を確認します。
エンジンECUを車両から取り外し、 Bench施工の準備を行います。
専用機材でECUに接続し、 データの確認と必要なバックアップを行います。
Stage1・Stage2・バブリングなど、 ご希望の内容に合わせて チューニングデータを準備します。
専用機材を使用して ECUへチューニングデータを書き込みます。
ECUを車両に戻し、 エンジン始動、警告灯、 各種制御システムの動作を確認します。
施工時間について
F12の施工では、 ECU脱着、Bench書き換え、 再装着、車両診断を行います。
車両の状態や施工内容に合わせて 作業日程をご案内しています。
13. 車検・メーカー保証・メンテナンス
車検への影響
ECUチューニングを行っただけで、 一律に車検不適合になるわけではありません。
ただし、排気音量、排出ガス、 触媒、警告灯などについては 保安基準への適合が必要です。
バブリングや社外マフラーを組み合わせる場合は、 現在の排気系の仕様や 実際の音量が重要になります。
ディーラー入庫・メーカー保証
ECUチューニングによって、 メーカー保証やディーラーでの整備対応に 影響する場合があります。
また、ECUソフトウェアが更新された場合、 チューニングデータが上書きされることがあります。
純正データに戻せる場合でも、 ECUの書き換え履歴まで 消えるわけではありません。
エンジンオイル・冷却系
F12の6.3L V12は、 高回転域で大きな出力を発揮する 自然吸気エンジンです。
エンジンオイルや冷却系の コンディションを良好に保ち、 使用状況に応じたメンテナンスを行うことが重要です。
スパークプラグ・点火系
高回転・高負荷時の安定した燃焼には、 スパークプラグやイグニッション系統の コンディションが重要です。
ミスファイアやエンジン不調がある場合は、 原因を確認してから施工を進めます。
触媒・マフラー・排気バルブ
バブリングでは燃料・点火制御を変更するため、 排気温度や未燃焼燃料の状態が変化します。
特に強い設定や長時間の連続作動では、 触媒、マフラー、排気バルブ、 O2センサーなどへの負担が増える場合があります。
熱負荷によって部品の劣化や損傷が進む可能性もあるため、 現在の車両状態を確認して セッティングを行います。
7速DCT・駆動系
F12berlinetta・F12tdfには 7速デュアルクラッチトランスミッションが 搭載されています。
ECUチューニングによるトルクの変更は、 変速機やクラッチ、駆動系への負担にも関係します。
エンジンだけでなく、 駆動系のコンディションも重要です。
14. よくある質問
まとめ|F12の自然吸気V12をさらに楽しむ
Ferrari F12berlinetta・F12tdfは、 6.3L自然吸気V12ならではの レスポンスとエキゾーストサウンドが魅力のモデルです。
Stage1・Stage2では、 点火・燃料・トルク関連制御を最適化し、 V12の出力特性を調整します。
F12berlinettaはStage2で814HP / 767Nm、 F12tdfは856HP / 782Nmの 出力設定をご案内しています。
ECUはBosch MED9.6.1で、 Bench方式による書き換えを行います。
施工料金は両モデル共通で、 バブリング470,000円、 Stage1 550,000円、 Stage2 600,000円です。
Ferrari F12の
ECUチューニングはZARION-Xへ
バブリング 470,000円
Stage1 550,000円
Stage2 600,000円
F12berlinetta・F12tdf対応。
自然吸気V12のパフォーマンス向上から
エキゾーストサウンドの調整まで。
ご希望の施工内容をお気軽にご相談ください。