Porsche 911 GT3 / GT3 RS(991型)は、 高回転まで鋭く吹け上がる自然吸気フラット6と、 モータースポーツ由来の走行性能を備えた ポルシェの高性能GTモデルです。
991世代には前期の991.1と後期の991.2があり、 GT3は3.8Lから4.0Lへ進化。 GT3 RSも前期500PS、後期520PSと、 世代によってエンジンの仕様が異なります。
ZARION-Xでは、911 GT3系の持つ 自然吸気エンジンのフィーリングを活かしながら、 Stage1・Stage2による出力特性の最適化や、 バブリング(Pops & Bangs)による エキゾーストサウンドのカスタマイズをご案内しています。
本記事では、991.1・991.2 GT3 / GT3 RSを中心に、 ECUチューニングによる馬力アップ、 バブリング、施工料金、ECU書き換え方法まで わかりやすくご紹介します。
- 991.1・991.2 GT3 / GT3 RSの違い
- Stage1・Stage2でどのくらい馬力が上がるのか
- ECUチューニングとバブリングの施工料金
- 純正マフラーでもバブリングはできるのか
- 海外のPops & Bangs施工動画
- ECUの書き換え方法・施工時間
- 車検・メーカー保証への影響
1. Porsche 911 991 GT3 / GT3 RSとは
911 GT3は、サーキット走行を視野に入れた エンジン、シャシー、空力性能を備える 911シリーズの高性能モデルです。
2013年に登場した991.1 GT3では、 3.8L自然吸気水平対向6気筒エンジンを搭載し、 475PSを発揮。 GT3として初めてPDKと リアアクスルステアリングを採用しました。
2015年には、さらにサーキット性能を高めた GT3 RSが登場。 排気量は4.0Lとなり、500PSを発揮します。
後期の991.2では、通常のGT3も4.0Lへ進化。 GT3 RSでは最高出力が520PSまで引き上げられました。
いずれも高回転型の自然吸気エンジンを搭載しており、 ターボモデルとは異なる鋭いレスポンスと、 高回転域のエキゾーストサウンドが魅力です。
2. 991.1と991.2 GT3 / GT3 RSの違い
991.1 GT3
3.8L自然吸気フラット6を搭載。 475PS / 440Nmを発揮する前期GT3。 7速PDKを採用しています。
991.1 GT3 RS
4.0L自然吸気フラット6を搭載。 500PS / 460Nmを発揮。 専用の空力パーツやワイドボディを備えます。
991.2 GT3
4.0L自然吸気エンジンへ進化。 500PS / 460Nmを発揮。 PDKに加えて6速MTも選択できます。
991.2 GT3 RS
改良型4.0L自然吸気エンジンを搭載。 520PS / 470Nmを発揮し、 より高いサーキット性能を実現しています。
純正スペック一覧
| モデル | エンジン | 最高出力 | 最大トルク | ミッション |
|---|---|---|---|---|
| 991.1 GT3 | 3.8L NA | 475PS | 440Nm | 7速PDK |
| 991.1 GT3 RS | 4.0L NA | 500PS | 460Nm | 7速PDK |
| 991.2 GT3 | 4.0L NA | 500PS | 460Nm | 7速PDK / 6速MT |
| 991.2 GT3 Touring | 4.0L NA | 500PS | 460Nm | 6速MT |
| 991.2 GT3 RS | 4.0L NA | 520PS | 470Nm | 7速PDK |
991.2 GT3には、大型固定式リアウイングを持たない Touring Packageも用意されています。 エンジンは通常のGT3と共通する部分が多く、 ECUチューニングの対象となるモデルです。
3. Stage1・Stage2で何馬力アップする?
ZARION-Xでは、991.1 GT3とGT3 RSに Stage1・Stage2のECUチューニングをご用意しています。
GT3は自然吸気エンジンのため、 ターボ車のような過給圧アップではなく、 点火・燃料制御やエンジンの出力特性を最適化します。
991.1 GT3 3.8L
| メニュー | 最高出力 | 最大トルク | 出力アップ |
|---|---|---|---|
| 純正 | 475HP | 440Nm | — |
| Stage1 | 500HP | 470Nm | +25HP / +30Nm |
| Stage2 | 525HP | 494Nm | +50HP / +54Nm |
991.1 GT3では、Stage1で500HP / 470Nm、 Stage2では525HP / 494Nmを設定しています。
Stage1は純正に近い吸排気仕様を基本とし、 Stage2では変更された吸排気パーツに合わせて ECUのセッティングを最適化します。
991.1 GT3 RS 4.0L
| メニュー | 最高出力 | 最大トルク | 出力アップ |
|---|---|---|---|
| 純正 | 500HP | 460Nm | — |
| Stage1 | 525HP | 490Nm | +25HP / +30Nm |
| Stage2 | 551HP | 515Nm | +51HP / +55Nm |
991.1 GT3 RSでは、Stage1で525HP / 490Nm、 Stage2で551HP / 515Nmを設定しています。
GT3 RSの持つ高回転域の伸びを活かしながら、 出力とトルク特性の向上を図ります。
Stage1とStage2の違い
Stage1
純正または純正に近い吸排気仕様を基本に、 ECUを書き換えてエンジン性能を最適化。 日常走行からスポーツ走行まで 扱いやすい特性を目指します。
Stage2
スポーツマフラーや吸気系パーツなどを 変更した車両向けのセッティング。 装着部品に合わせて エンジン性能を引き出します。
4. 991.2 GT3 / GT3 RSのECUチューニング
後期の991.2 GT3は、 4.0L自然吸気フラット6を搭載し、 500PS / 460Nmを発揮します。
GT3 RSでは最高出力が520PSまで高められ、 さらにスポーツ走行を重視した仕様となっています。
991.2 GT3・GT3 Touring
991.2 GT3では、4.0Lエンジンの持つ 鋭いレスポンスと高回転域の特性を活かした ECUチューニングを行います。
マフラーや吸気パーツの変更に合わせた セッティングのほか、 バブリングをはじめとする エキゾーストサウンドの調整もご相談いただけます。
991.2 GT3 RS|Stage1施工事例
ZARION-Xでは、 991.2 GT3 RSへのStage1 ECUチューニングも 手掛けています。
| メニュー | 最高出力 | 最大トルク | 出力アップ |
|---|---|---|---|
| 純正 | 520HP | 470Nm | — |
| Stage1 | 545HP | 500Nm | +25HP / +30Nm |
Stage1では545HP / 500Nmを設定。 エンジン本来の高回転特性を活かしながら、 アクセルレスポンスと出力特性を調整しています。
実際の施工内容については、 以下のレポートでもご紹介しています。
991.2 GT3 RS|Stage1 ECUチューニング施工事例
5. 自然吸気GT3のECUチューニングで変わること
911 GT3系のECUチューニングでは、 最高出力だけでなく、 アクセル操作に対する反応や エンジンの吹け上がりも重要です。
アクセルレスポンス
アクセル操作に対するエンジンの反応を調整し、 よりダイレクトなフィーリングを目指します。
出力・トルク特性
点火・燃料制御などを最適化し、 高回転域まで伸びる自然吸気エンジンの 特性を引き出します。
吸排気パーツとの最適化
スポーツマフラーや吸気系の変更に合わせ、 現在の車両仕様に適した ECUセッティングを行います。
エキゾーストサウンド
バブリングやエキゾーストバルブの制御など、 サウンドに関するカスタマイズにも対応します。
6. 991 GT3 / GT3 RSのバブリング施工
GT3シリーズの魅力といえば、 自然吸気フラット6ならではの 高回転エキゾーストサウンドです。
ZARION-Xでは、ECUチューニングによって アクセルオフ時などに破裂音を発生させる バブリング(Pops & Bangs) もご案内しています。
バブリングとは?
バブリングとは、アクセルを戻した際などに マフラーから「パンッ」「パラパラ」といった 破裂音を発生させるサウンドチューニングです。
ECUの燃料・点火関連制御などを調整することで、 通常のエキゾーストサウンドとは異なる スポーティーな音を楽しめます。
バブリングの設定内容
ECUの対応範囲に合わせて、 主に以下のような設定を行います。
- アクセルオフ時のバブリング
- 作動するエンジン回転数の調整
- 音の強さ・継続時間の調整
- シフトダウン時のサウンド調整
- 走行モードに応じた作動設定
- エキゾーストバルブ制御との組み合わせ
控えめな「パラパラ」という音から、 よりはっきりとした破裂音まで、 ご希望のサウンドに合わせて調整します。
純正マフラーでもバブリングできる?
ECUが対応していれば、 純正マフラーでもバブリングの設定は可能です。
ただし、実際の音量や音質には 触媒、マフラー内部の構造、 エキゾーストバルブの開閉状態が関係します。
社外スポーツマフラーを装着している車両では、 破裂音がより明瞭に聞こえる場合もあります。
エキゾーストバルブ制御との組み合わせ
991 GT3系には、走行状況などに応じて 排気音を調整するスポーツエキゾーストバルブが 採用されています。
バルブの開閉によって排気音の聞こえ方が変わるため、 バブリング設定とあわせて バルブ制御を調整する方法もあります。
例えば、アクセルオフ時にバルブが閉じる 純正制御を変更できれば、 バブリングサウンドをより明瞭に響かせることができます。
強め・控えめ、短く鳴らす・長めに鳴らすなど、 お好みのサウンドをお聞かせください。 参考動画がある場合は、 URLをお送りいただくとイメージを共有しやすくなります。
7. 海外のバブリング・ECUチューニング動画
GT3 / GT3 RSのバブリングを検討する際は、 実際のサウンドを聞いていただくのが 最もイメージしやすい方法です。
ここでは、海外で公開された ECUチューニングによるPops & Bangsの実例と、 ZARION-XでStage1を施工した GT3 RSのサウンド動画をご紹介します。
海外施工動画①|991 GT3 RS Pops & Bangs ECU Flash
米国のVivid Racingが公開している Porsche 991 GT3 RSのバブリング施工動画です。
VR TunedによるECUフラッシュに加えて、 Pops & Bangsの設定を追加。 アクセルオフや減速時に発生する 力強い破裂音を確認できます。
車両にはレーシングエキゾーストも装着されており、 高回転型フラット6の鋭いサウンドと 強めのバブリングが組み合わされています。
Vivid Racing / VR Tuned| Porsche 991 GT3 RS ECU Flash + Pops & Bangs。 YouTubeで見る
施工参考動画②|991.2 GT3 RS ZARION Stage1
こちらはZARION-XのStage1 ECUチューニングを 施工した991.2 GT3 RSの紹介動画です。
DUNDON MOTORSPORTS製の インコネルマフラーとエキゾーストマニホールドを装着し、 ECUチューニングと組み合わせた 4.0L自然吸気エンジンのサウンドを楽しめます。
走行インプレッションも収録されており、 GT3 RS特有の鋭い吹け上がりと エキゾーストサウンドを確認できます。
ちかおじTV| Porsche 991.2 GT3 RS・ZARION Stage1 DMEチューニング。 YouTubeで見る
海外の991.2 GT3 RSバブリング施工
Vivid Racingでは、 後期991.2 GT3 RSへのECUフラッシュと Pops & Bangsの施工も紹介されています。
991.2 GT3 RSへのバブリング施工を検討する際は、 前期991.1とのサウンドや排気仕様の違いも 比較してみるとよいでしょう。
Vivid Racing|991.2 GT3 RS ECU Tuning Review
8. ECUの書き換え方法とロック解除
991 GT3 / GT3 RSのECUチューニングでは、 車両の年式やECUの仕様によって 読み書き方法が異なります。
OBD施工
OBD施工は、車両の診断ポートから ECUデータを読み書きする方法です。
ECUを車両から取り外さずに施工できるため、 対応車両では比較的スムーズに作業を進められます。
Bench・Boot施工
OBDからの読み書きに対応していない場合は、 ECUを取り外して専用機材に接続する Bench・Boot方式を使用します。
Benchは主にECU外部の端子から接続する方式、 BootはECU内部へのアクセスを伴う方式です。
ECUロック解除
ECUのセキュリティ仕様によっては、 書き換え前にロック解除が必要となる場合があります。
ZARION-Xでは、ECUの型式やソフトウェアを確認し、 適した施工方法をご案内します。
9. ZARION-XのECUチューニング施工料金
991.1 GT3 / GT3 RSの ECUチューニング料金は以下のとおりです。
バブリング単体
税込
馬力アップよりも
エキゾーストサウンドの変更を
重視する方向け。
Stage1
税込
純正または純正に近い
吸排気仕様向けの
ECUチューニング。
Stage2
税込
吸排気パーツの変更に合わせた
ECUチューニング。
料金・出力一覧
| モデル | Stage1 | 料金(税込) | Stage2 | 料金(税込) | バブリング単体 |
|---|---|---|---|---|---|
| 991.1 GT3 | 500HP / 470Nm | 260,000円 | 525HP / 494Nm | 290,000円 | 230,000円 |
| 991.1 GT3 RS | 525HP / 490Nm | 260,000円 | 551HP / 515Nm | 290,000円 | 230,000円 |
バブリングをご希望の場合、 対応車両では追加料金なしで設定できます。 サウンドの強さや作動条件についても お気軽にご相談ください。
991.2 GT3 / GT3 RSの料金
991.2 GT3・GT3 Touring・GT3 RSについては、 年式やECUの仕様、吸排気のカスタム内容に合わせて お見積もりいたします。
ECUロック解除などの追加費用
ECUの取り外しやロック解除など、 特別な作業が必要な場合は 追加費用が発生することがあります。
作業内容と総額については 施工前にご案内します。
10. ECUチューニングの施工の流れ
施工前に車両の状態やECUの仕様を確認し、 ご希望のチューニング内容に合わせて作業を進めます。
年式、グレード、マフラーや吸気パーツの仕様、 ご希望のメニューを確認します。
診断機を使用し、 エンジンや関連する制御システムの エラー・警告灯などを確認します。
車両に適した施工方法で ECUデータを確認し、 必要なバックアップを保存します。
Stage1・Stage2・バブリングなど、 ご希望の施工内容に合わせた データを準備します。
専用機材を使用して ECUにチューニングデータを書き込みます。
エンジン始動、警告灯、各種動作を確認。 必要に応じて走行確認を行い、 作業完了となります。
施工時間はどのくらい?
OBD施工に対応する車両では、 日帰りでの施工が可能な場合もあります。
ECUの取り外しやロック解除が必要な場合は、 作業工程に応じてお預かり期間をご案内します。
11. 車検・メーカー保証・メンテナンス
車検への影響
ECUチューニングを行っただけで、 一律に車検不適合となるわけではありません。
ただし、排気音量や排出ガス、 触媒、警告灯などについては 保安基準に適合している必要があります。
特にバブリングや社外マフラーを組み合わせる場合は、 現在の車両仕様に合わせた設定が重要です。
ディーラー入庫・メーカー保証
ECUチューニングを行うことで、 メーカー保証やディーラーでの整備対応に 影響する場合があります。
また、ディーラーでECUのソフトウェア更新を 実施した場合、チューニングデータが 上書きされることがあります。
エンジン・排気系のメンテナンス
GT3系は高回転での使用を想定したエンジンです。 エンジンオイル、点火系、冷却系などは 適切な状態を保つことが大切です。
バブリングを強く設定する場合は、 排気温度の上昇による触媒やマフラーへの負担にも 配慮する必要があります。
12. よくある質問
まとめ|GT3の魅力をさらに引き出すECUチューニング
Porsche 911 991 GT3 / GT3 RSは、 高回転まで鋭く吹け上がる自然吸気フラット6が 大きな魅力のモデルです。
ECUチューニングによって、 出力・トルク特性やアクセルレスポンスを最適化。 さらにバブリングを組み合わせることで、 エキゾーストサウンドもカスタマイズできます。
ZARION-Xでは、 991.1・991.2 GT3 / GT3 RSの エンジンやECU、マフラーの仕様に合わせて、 ご希望のチューニングをご案内しています。
Porsche 991 GT3 / GT3 RSの ECUチューニングはZARION-Xへ
Stage1・Stage2による馬力アップから、
バブリングによるサウンドカスタマイズまで。
ご希望の施工内容をお気軽にご相談ください。